ニットフェステイバル2005取材レポート | トップへ戻る




広瀬:みなさん、こんにちは。広瀬です。そして・・
嶋田:嶋田です。


広瀬:久しぶり、といいますか、ついこないだ会った気がするんですけど、某所で・・って飲み屋じゃないですよ(笑)銀座のほうで、おしゃれ工房という番組でこないだ2人で対談させていただきましたね。今日は日本編物文化協会のフェスティバルということで、神戸のほうからありがとうございます。嶋田さんはニットを愛してらして、「来てくれない?」と私が言うと、広瀬さんのお願いならしょうがないですね、ということでお越しいただきました。本当にありがとうございます。どうでしょうか?この会場見ていただきまして・・
嶋田:まず、昔のものを全部実物で再現したっていうのが素晴らしいですね。見せていただいたんですが、とってもレトロなんだけど、そのまま着るかどうかは別として、また今逆に新しいっていうか。日本の編物の歴史を見せていただいて、本当にすごいことだと思います。


広瀬:今回のイベントに関しては、日本編物文化協会の全国の先生方のご協力のもと、今日もたくさんの先生方にお越しいただいていますが、編む力、根気、昔は中細、極細で手編みが当たり前という時代でした。嶋田さんも細い糸で編まれることが多いですよね?
嶋田:そうですね。基本的には細い糸で、細かく細かく編んでいきます。


広瀬:嶋田さんの伝統のニット作品、みなさんもご覧になったと思いますけど、いろいろある中から、ちょっと実物をお借りして、あ、ホントは触っちゃいけないんですよ。特別にこの北欧の編みこみ手袋を、みなさんにもより細かく見ていただけたらと。やはり目の細かさとか、風を通さないようにきっちり編まれているのが特徴ですか?
嶋田:はい。細かいので、普通のゲージよりも、もっときつく編まないとこうゆう風合いにはならないんですね。


広瀬:伝統のヨーロッパのニットを、みなさんにももっと深く知っていただきたいということで、私もね、表面的なことはわかるんですよ。だけど、向こうで生活をして、風を感じて、いろいろ体験していく、そうすると、より深みとか出てくるんじゃないかなと。向こうでの人との出会いはどうでしたか?
嶋田:やはりそれが一番僕の中では重要で、いろいろなことの原動力になっています。人との出会いの中で、新しい情報とかも教えてもらったり。
広瀬:ヨーロッパにはどのくらい?
嶋田:日本の大学院修了後、教育助手を務め、それからパリ・ロンドン・ウイーンで音楽と、そしてニットを学びました。


広瀬:ピアノとニット、両方を勉強されたということですね。先日のおしゃれ工房の対談の時のオープニングでは、いつもと趣向を変えて、嶋田さんのピアノ生演奏ではじまったんですよね。自然に溶け込んで、おしゃれな感じでよかったです。
嶋田:ありがとうございます。あの時は、演奏しながら笑顔も見せてくれってプロデューサーに言われて、ちょっと困りましたが・・。
広瀬:そうは言っても、本番ではきっちり笑顔を見せてくれていましたね!どうですか、テレビに出られるようになって、声をかけられることは多くなりましたか?
嶋田:はい。でも「嶋田さん!」って声をかけられることは少ないですね。「あ、あのテレビに出ている・・」っていう感じで。


広瀬:そうですよね。私もいろいろな人に声をかけられますが、こないだ大阪に行った時に、ポン!と肩をたたかれて、誰かな〜?知っている方だっけ?と思ったんですが、知らないおばさんで、いろいろな話しをしているうちに、先日母が亡くなったんだけど、すごく編物好きで毛糸がものすごく余っているっていうお話しをするんです。その方は編物をされないそうで、私はきっとこの方は、ボランティアとかに私を通して寄付されたいんだと思ったんですね。そしたらそうじゃなかったんです。「先生、その糸買ってくれませんか?」これは東京ではなかなかないことですね!「すみません、私も糸は売るほどあるので・・」ということで、お断りしましたが、ホントにフレンドリーなんですね、大阪の方は。嶋田さんはずっと神戸ですか?
嶋田:はい。神戸と大阪ってまた違うんですが、それぞれにそう思ってるみたいです。


広瀬:日本にいると、編物ってなんだかちょっと・・って言われることもあるんですが、これから私達も日本の中で素晴らしい手作り、その中でも編物というものを勧めていけたらいいなと思うんですが、どうでしょうか?
嶋田:今回もそうですけど、これだけのたくさんの作品の実物を見れる機会ははじめてのことですし、大変なことではありますが、素晴らしいことだし、残るものなので、大切にしていきたいです。
広瀬:私もこの作品を見た時に、その時代とか年代に自分が戻っていける。それってなかなかないじゃないですか。ニットだと残しておいたらまた着られるんだ、自分が子供のために編んだものも、子供が大きくなって着られなくなっても、あの頃、これを着ていた子供は・・と思い出すことが出来ますよね。
嶋田:アルバムみたいな感じですね。


広瀬:編物をされている方は、ホントに若い!って思うんです。手を動かすこと、それだけじゃなくて目は数えなきゃいけない、ということで頭も使うし、若いですよね!
嶋田:ホントにそうですね。ただ編めばいいっていうわけじゃないし。そこにご本人の思いや考えがあるわけで、その時間も、もしかしたらちゃんと意味があって有意義なものなのかなって。


広瀬:ホントにこんな楽しいこと、やらないなんて損ですよね!この会場の中にも、まだ編物をやったことがないという方もいらっしゃると思うんです。今日からもうね、簡単な物からでいいんですよ。マフラーとか帽子とか。隣の会場で「探検塾」もやってますので、そこでちょっと実際に体験していただいて、そうすると、広瀬や嶋田が言っていることが嘘じゃなかったって言っていただけると思うんです。自分達の若さの秘訣というか、そういったためにも手を動かすということをしていただきたいですね。今日のフェスティバルが今年だけじゃなく、来年も、そして今回は東京でしたが、全国ツアーに出来たらいいなと思っています。
嶋田:そうですね。いろいろな会場で全国の方に見ていただきたいですね。


広瀬:これからの嶋田さんの目標とかお聞かせいただけますか?
嶋田:特にこれ!っていうのではないんですが、自分のやりたいことをやって、それをいいって言って下さる方達がいて、そして今回のようにお声をかけていただけるということが嬉しいです。
広瀬:そうですね。私もこれからも全国各地を周らせていただくので、その時は皆さん、是非お声をかけて下さいね。これからもよろしくお願い致します。


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