珊瑚のニット体験レポート | トップへ戻る





各自のショップブースは、それぞれの作家やメーカーのオリジナル商品や作品が並んで、とても華やかです。1軒1軒回っていくと、個性が豊かでそれぞれのこだわりを持った作品の作者に話が聞けて、なかなか得がたい経験となりました。


技術的な特色のあるブース、テクニックよりも個性重視のブース、おなじみのメーカーや出版社等、1日中回っても見飽きない充実振りでした。体験コーナーを行っているところが多く、今回のショーが2日間で終わってしまうのはもったいない気持ちでいっぱいです。
さて、ブースの紹介です。すべてのブースの紹介をしたいのですが、載せきれず一部のみの紹介です。


◆ Woollies

タスマニアウールをネットで販売されているショップさんです。タスマニア産メリノは、産出量が少ないので、とても希少だそうです。こちらでご紹介している毛糸は、小規模な家族経営の牧場で育った羊達のウールです。ウール専門商社の方に、良質で、原産地ならではディープ(羊毛に近い)な毛糸だと評価をいただいたとおっしゃっていました。新着ニューウールや手紡ぎ糸の販売・ニューウールで制作したセーターも販売されていました。今回のイベントの特別企画として、「羊グッズコーナー」もあって、かわいい羊のマーク入りの子供用帽子や靴下も展示販売されていて、とても暖かみのあるショップさんでした。



◆ モタイクニコ ニットサロン講師会

自由が丘と大宮でお教室を開き、軽くて着心地がよくおしゃれなもの、自分らしく誰も着ていないオリジナリティーのある作品を作りたい、といったファッションとしてのニットを追求していらっしゃいます。ステッチニットベース(ウール100%の方眼編み状生地)や手編みニットの上に糸を泳がせてアップリケパンチャーでトントンたたくだけ、編み地の上になめらかなラインで、糸の個性を生かした新鮮な模様がみるみる完成し、絵を描くように、思いのままののデザインを楽しめるパンチャーニット。ウールの毛足が絡み合う性質を利用した、ニット技法だそうです。実際にその場でパンチャーニットを教えていらっしゃったので、拝見させていただきました。本当に編み地の上に糸をおいてたたくだけで、どんどん個性的な模様が出来ていくので、びっくりするのと同時に、こういった世界もあるんだなぁと、編物の奥深さを感じました。




◆ アトリエROSE BUD 野村磨梨杏

三重県に染色工房を持ち、その糸を使って作品を作られています。たくさんのバービー人形が飾られていて、全てに違う作品を着せているんです。その中でも一際目を惹いたのが、黒のセクシー衣装。編みタイツにガーターベルト、そして見えないところなんですが、なんとTバックをはいているとのこと!女性はやっぱり見えないところにもおしゃれしなければいけないな・・とヘンな所で感心してしまいました。小さいかわいらしい作品だけではなく、トルソーに着せたピンクの着物もとても個性的でステキでした。



◆ 日本あみぐるみ協会

見ているだけで、楽しい気分にさせてしまうあみぐるみがいっぱいのブース。あまりにもたくさんあるので、思わずその中に埋もれてしまいたい・・と思ってしまうほどです。かわいい作品が多い中、目を奪われたのが、アフロ人形作品。髪の毛や洋服などが色違いになって6点ほど並んで置かれているのですが、その一画を見ると別世界に連れていかれたようになりました。細かいなぁと思ったところは、ほくろの位置が微妙に違ってるんですよ。ほっぺただったり、唇の下だったり。あと、ビーズのピアスやネックレスをつけているかどうかとか、思わずじっくり見てしまいました。




◆ Knit−ism

編物をきっかけに、ネットでお知り合いになったお二人が、ユニットを組んで初めて活動したのが、この展示会だそうです。お腹が空いているときに、こちらのブースに立ち寄ったら、食べてしまいたくなるようなおいしそうな作品がいっぱい!お寿司・オムライス・ラーメン・・等、様々な和洋中作品が並んでいます。見ておいしそうで、かわいいだけではなく、実用的な作品もたくさんあって、例えばイチゴケーキ型のティッシュカバー。上には実物サイズのイチゴが並んでいるのですが、側面にはイチゴの切り口までリアルに表現されていて素晴らしかったです。



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