
Q1 最近のニットブームについて
A1 実際活動している私たちは、それほど変化はないのですが、秋のはじめからマスコミにいろいろと取材していただきました。ニットカフェにお客さんが来ていたり、今回のようにニットアウトを開催すると、たくさんの人が来てくださるので、少しはブームなんだな、と思います。特に、若い人がニットに興味を持ってくれるのはうれしいことです。デジタルの世界で生きていて、スピードや効率ばかりを求められることが多いためか、のんびりゆっくり編む作業に没頭したくなる人が出てきたのかな、とも思います。
Q2 編物始めたいと思っている方にメッセージを・・・
A2 編み物はむずかしくありません。間違えてもほどけるし、伸びるからサイズもそれほど気にしなくてもいいし、かぎ針1本あれば、気軽に始められます。
ウールの手触りは暖かくて、心まで温めてくれます。手編みの少し不ぞろいな編み目も、心をなごませます。自分の好きな色や好きな素材で編めるし、
既製品にはない自分だけのオリジナルができます。編んでいる途中のプロセスも楽しいし、完成した喜びも味わえます。ニットアウトや、ニットカフェがあったら、ぜひ参加してみてください。編み物友達ができれば、もっと楽しく編めますよ。
Q3 今後の活動について
A3 今後も年に2回の定例の展示会を続けていきます。また、常に楽しいイベントができないかと考えているので、おもしろいことを思いついたら、どんどん実行して行きます。これからは、ニットファクトリーの活動を知っていただき、作品を多くの人に見ていただきたいです。将来は、日本だけではなく、海外でも展示会を開いてみたいです。ニットは自分を表現できるアートです。繊細なレースから、モコモコのものまで、すべて1本の糸から表現できます。1本の糸から、無限の可能性が広がっています。これからも良い作品を作り、ニットの価値を高めていきたいです。 |
|