上手なお洗濯をするために
スーツ&ポリエステル
できるだけ長くお気に入りのものは使いたいものですね。
そのために役立つ、ちょっとしたお洗濯情報。
今回は、スーツ等のセットもののお洗濯と、誰でも1枚は持ってるポリエステルの衣類についてです(^^)
まず、スーツやアンサンブルなど、一そろいの物の片方が汚れてしまった場合。
クリーニングはどうしたらいいと思いますか?
答えは、一そろいの衣服は一緒にクリーニングしましょう。
1度や2度ではそう変わらないかもしれませんが、別々に出していくうちに、風合いも色合いも変わって本当にセット物の衣類?と思ってしまうものもあるものです。
共布のベルトやスカーフなども一緒にクリーニングした方が良いですよ。
次に、ポリエステル素材の衣服ですが、強くてシワになりにくく、扱いが楽だから、全部水洗いでも大丈夫。これは正しいでしょうか?
実は実は、この20年の間に新しい合成繊維『新合繊』という物が誕生しデリケートなポリエステル製品が登場しています。
この新しいポリエステル製品の弱点と理由は
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水洗い禁止(風合いが損なわれる事があるため)
汚れやすく取れにくい(繊維構造が複雑なため)
スレや引っ張りに弱い(繊維が細い)
アイロンのテカリが出やすい(薄地で熱が伝わりやすい)
油汚れがつきやすい(親油性の繊維であり静電気が引き寄せる) |
これらのことを考えると
ポリエステルだから、水洗いで大丈夫。。。とはいえないんですね。
ちょっと困るのは、新合繊が登場した当時は、『新合繊』とタグがついたものが多かったのですが、最近では生産量が増え、タグがついたものは見られなくなってきているということです。
ポリエステル製品なのに洗濯マークで水洗い×のものはデリケートな新合繊のポリエステル製品だという事。
気をつけてお洗濯、アイロンが必要なのですね。 |