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ウォータースポットって?

梅雨の時期や、秋雨の時期、また夏でも夕立など、ちょっとした雨に降られて濡れてしまう事は誰にでもある事ですね。そんな中、雨の日に外出して着ていた服にシミができてしまったという経験はありませんか?この雨などの水によるシミが『ウォータースポット』と言われるものなのです。

このウォータースポットのシミは、同系色のシミになるのが特徴です。毛100%のスーツや、レーヨン100%の衣類。ポリエステル100%でも新合繊のものなど、雨に濡れたとか水をこぼした、スチームアイロンの蒸気のムラでシミになったなど、様々なケースがあるようです。

では、なぜこの現象が起きるのでしょう?3つほどのパターンがあるようです。
まず、水がかかった部分が同系色のシミになるのは、絹やレーヨンなどの素材に多く、濡れた部分の糸が膨潤収縮して、光沢に変化が生じシミ状に見える事によります。さらに、乾いたあとリング状の輪ジミになり外側の輪の部分が濃い色になってしまうのは、水の拡散に伴って染料または加工剤が移動し、輪ジミになってしまうからです。また、乾いた後の生地の表面の毛羽が乱れて光の反射が変わり、光沢が変化してシミのように見える場合もあります。

これらのトラブルが起きやすいのは、中濃色で艶のある絹・レーヨン・ポリノジック・キュプラ・新合繊などの無地染めの生地を用いた製品や、中濃色で艶のある毛(カシミヤ仕上げやカシミヤコートなど)や新合繊の起毛品(ピーチスキンタイプ)のものに見られるようです。そして、先にあげたように、雨に濡れた、水をこぼした、スチームアイロンのスチームがムラにかかってしまった場合などに見られます。また整髪料がかかった場合にも、同じような現象が起きる場合もあるようです。

そう考えると、これらの繊維を使った衣類を着用しているときには、極力濡れないように注意するのが一番なのですね。でも、どうしても濡れてしまった時どうしましょう?放って置くと素材の変化を許してしまいますので、水分をハンカチやタオルなどを使って、できるだけ早く取りましょう。万が一シミになってしまったときには、アイロンを浮かしながら掛けて、スチームのムラがないように全体に満遍なく掛けるようにしてみましょう。また、シミとなった部分の境を、ぼかすような感じで丁寧にスチームを当てると、シミをわからなくする事ができる場合もあります。

手作りをしている際、仕上げでのアイロンはできるだけ掛けたいものですね。使用素材が特に絹、レーヨンの場合はスチームのムラや水滴には気をつけたいものです。浮かし掛けや当て布をする事で、防ぐ事も出来ます。また、素材によっては、アイロンをしないというのも、一つの方法です。

素材の特徴を知ることも、作品作りや日頃の衣類トラブルを避ける一つの方法ですね。そうして、さらにおしゃれ上級者になっていきたいものですね♪

(C) AMIAMI